今月の寺宝は、江戸時代後期の勤皇の尼僧・太田垣連月の抹茶茶碗です。連月は、知恩院と深い関係のある尼僧で、自作の焼き物に自詠の和歌を釘彫りで施した作品は「蓮月焼」と呼ばれ、京土産として人気を博すほど評判であった。

西寿寺物語

西寿寺は泉谷山という山号をもつ浄土律・捨世派のお寺です。
江戸時代初期、寛永4年(1628年)、浄土宗の高僧・岱中良定上人を開山として、
念仏三昧道場として霊地・泉谷に開かれました。

西寿寺の本堂を建立するときに、この地を造成したところ、
太陽と星と月が彫られた三光石が現れました。

そして、その下から泉が湧き出したことからお寺の山号を泉谷山となずけられました。

この泉はいかなる旱魃にも枯れることなく、現在も清らかな清水を湧き出しています。

出現した三光石は、現在鎮守社・三光石神社のご神体として大切にお守りしております。

捨世派というのは、世俗を離れて戒律を守り静かにお念仏をする僧侶集団のこと、
西寿寺は開山以来、念仏三昧道場として多くの人々のお念仏修行の場でした。

ご本尊の阿弥陀如来さまは、万治元年、約352年前に現在の滋賀県甲賀郡甲南町の
新宮大明神の本地仏を御遷座されたもので、平安末期の阿弥陀さまです。

円派の仏師の手によるもので、その様式は、藤原仏の特徴を良く現した仏さまです。
その穏やかなお顔を拝顔すると、心が穏やかになれます。
元々は、天台の阿弥陀さまなので座禅をされ、最高の悟りの世界に入られたお姿で、
上品上生の印を結んでおられます。

身の丈は約3mもあることから、昔から「丈六の弥陀」と呼ばれております。
西寿寺の水琴窟の一つは、阿弥陀さまが「丈六の弥陀」と呼ばれていることから、命名されました。

昔から、厄除けの阿弥陀さまとして近隣の人々の信仰を集めておりました。

~水琴窟が囁く癒しのお寺~ いずみ谷 西寿寺
〒616-8253 京都市右京区鳴滝泉谷町16
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