もうじき桜の花が散り終わるころ、シャガの花が咲きます。素朴な花ですがとても上品で清楚な花なので、私はとても好きです。今年は鐘突き堂の側しか咲かないと思いますが、境内のあちらこちらにあったシャガは、鹿に食べられて悲惨な状態となっています。鹿も生きていかねばならないので、仕方のないこととは思いますが、鹿の被害が年々増えて御室・宇多野・嵯峨などの学区は皆さん困っています。かつて、といっても30数年前は、双ヶ岡に鹿の夫婦が住み着いたということを聞いたのですが、その夫婦の子供たちが道路を横切りあちらこちらで住み着いているのでしょう。この辺りは禁猟区なので余計に繁殖がいいらしいのです。しかし、鹿もある意味被害者で山林出会った場所が気が付くと開発されて住宅地に変わり、餌場がどんどんなくなっていくからです。野生動物との共生というのは本当に難しいものですね。合掌