今日からしばらくの間、西寿寺が21年前から始めた樹木葬についての出会いと別れの物語を書いていきたいと思います。これはフィクションです。
西寿寺では21年前から樹木葬をしていました。樹木葬の初めは一関の祥雲寺さんが始められた里山型の樹木葬でした。それは桜の木を墓石のかわりに植樹するという、それまでになかった里山再生を目的とした葬送の在り方でした。それを取り入れたいと考えたのですが、京都では条例上不可能なことがわかり、里山式ではなく都市型の樹木葬「庭園葬」を考え付きました。西寿寺の墓地は山手にありますが、とても広いのと墓地整理したおかげで結構広い敷地ができました。その敷地に「庭園」を造り、年間を通して花が咲くそういう樹木葬墓地を完成させました。それが西寿寺の商標登録となる「庭園葬」の始まりでした。当時は樹木葬は全国的に珍しく、テレビや新聞などの取材があり、いろいろな地域の方からお問い合わせがありました。その中で出会ったご遺族との思い出を書いていきたいと思っています。つまらないと思われる方もおられるでしょうが、当分の間よろしくお付き合いのほどよろしくお願いいたします。合掌