今月の第2日曜日は、「母の日」です。私たちを生んでくれたお母さんに感謝の心を捧げる日です。もし、お母さんが亡くなっておられたら白いカーネーションを飾ることになっています。
私にはちょっとした思い出があります。それはもう30数年前のことになりますが、その時月詣りに伺っていたお宅のことです。そのお宅では女の子3人を残してお母さんが突然に亡くなられたのでした。残された娘さんたちは、上は中3・中手は中2、そして末っ子はまだ小学生でした。まだまだ母親の手が必要な年ごろでした。月詣りは毎月1日の日でしたが、仏壇にはいつも真っ赤なカーネーションが3本供えられていました。娘さんたちの心だったのでしょう。娘さんたちの中では、お母さんはいまでも生きているのだなぁと思っていました。1日が土日でないとおばあさんが後ろに座り、私と一緒にお念仏を唱えていました。そのおばあさんもすでに鬼籍に入っておられますが。土日のときは、3人の娘さんは一緒にお念仏を唱えていました。本当にお母さんが好きだったのだなといつも感じていました。そのお宅とはかなり昔にご縁がなくなり、今はどうしておられるかわかりませんが、幸せになっていてくれればと1日の日になると思い出すことがあります。もう、遠い昔話ですが。合掌