白百合は、これから咲きはじめて美しい花となります。白という色は、清楚で清潔でとてもよいイメージを感じさせられます。しかし、私は白百合は嫌いです。これは私の好みの問題なので仕方ないと思います。なぜ嫌いかというと白百合は、聖母マリアの象徴だからです。私ごとですが、私の母はキリスト教徒でした。何かというと白百合を買ってきてよく飾っていました。私が仏教に興味をもったのは、母がキリスト教徒だったからです。幼いころよりキリスト教が最高の宗教と吹き込まれ、しかし、物心つくとなんとなく母のいうことが信じられなくなったからです。別にキリスト教が悪いというのではなく、私の母親のキリスト教に対する傾倒は大変なもので、キリスト教以外は宗教ではないというような、そんな態度が鼻につき、仏教の教えを勉強し始めたのです。母とは宗教対立で今でも余りよい関係ではありません。自分の信じるものを大切にするということは大事だと思うのですが、それを子供に強要したり、幼い子に吹き込むのは如何なものかと思います。母は統一教会やエホバではありませんが、統一教会の2世の方の訴えを聞いているとすごく納得いきます。だから、私は白百合が大嫌いなのです。合掌