この掛け軸は現在は京都国立博物館に寄託させていただいています、西寿寺の寺宝中の寺宝で鎌倉前期の作となります。元は山城の国の海蔵禅寺の寺宝ですが、開山・袋中良定上人が春日大社をお参りされた折に手に入れられたものです。掛け軸の裏書には袋中上人の直筆でそのいきさつが書かれています。さらに、珍しいのが恵心僧都の姉に当たられる方の和歌が添えられている点と女人往生の絵柄であるという点にあります。とても珍しい作ですが、現在は西寿寺にはなく京都国立博物館にあります。機会があれば見に行ってください。合掌
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