昨日、午後13時より「福寿堂」にて第一回介護者カフェを開催しました。これを記念して某先生に講演をお願いしました。京都新聞のまちかどさんのお陰と協力してくださった皆さんのおかげで、20数名の参加者とともに講演を拝聴しました。
でも、私としては私の掲げる「介護者のための会」ということからお話が少し外れたような気がして残念でした。というのは、第一声が「要介護者を最後は家で看取るのがいい」ということから全体を通して介護者のためというよりは、要介護者の介護を家族みんなで頑張ろう的なお話だったからです。別に介護者の皆さんが要介護者を家で看取りたいと願い、そして、それに協力する人たちがたくさんおられる場合は、「皆が幸せ」な最後となると思いますが、世の中全てのひとがそうはいかないと思います。集まられた皆さんが私と同じ意見かどうかは解りませんが、16年介護生活をさせていただき、介護うつになり、心も体もボロボロになった経験から私の目指すものとは違うと感じました。私の目指す介護者カフェは、疲れ切った介護者の方が実家に戻り、愚痴をいったり、寝不足で疲れた体を休めるためにお昼寝をしていただいたり、介護者どおしがいろいろな体験や困難を話あったりする。そういう場所にしたいと思っているからです。この問題は、どれが正しいかは正解はありませんが、少なくとも私の作り上げる介護者カフェは、そういう安らぎの場としてありたいと思いました。合掌