聖徳太子念仏法話

聖徳太子念仏法話

2023年12月の寺宝は、江戸時代後期の知恩院門跡・有栖川宮第八皇子尊超法親王から賜った「聖徳太子念仏法話です。

ご本尊の阿弥陀如来さまは、万治元年、約352年前に現在の滋賀県甲賀郡甲南町の 新宮大明神の本地仏を御遷座されたもので、平安末期の阿弥陀さまです。

円派の仏師の手によるもので、その様式は、藤原仏の特徴を良く現した仏さまです。
その穏やかなお顔を拝顔すると、心が穏やかになれます。
元々は、天台の阿弥陀さまなので座禅をされ、最高の悟りの世界に入られたお姿で、 上品上生の印を結んでおられます。

身の丈は約3mもあることから、昔から「丈六の弥陀」と呼ばれております。
西寿寺の水琴窟の一つは、阿弥陀さまが「丈六の弥陀」と呼ばれていることから、「丈六」と命名されました。
昔から、厄除けの阿弥陀さまとして近隣の人々の信仰を集めておりました。

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