お寺の朝はとても早い。真っ暗のうちに本堂でのお勤め、後は猫たちや自分の朝の用意など、暗いうちからバタバタしています。ふっと7時頃に薄明るくなった外を見ると昨日からの雪で一面白銀の世界。
しばし、うっとりと見とれています。雪はあらゆるものを覆い、全てが美しいように見せますが、いったん溶け出すと、その下からは折れた枝や葉っぱなどが現れます。まるで、人間界を象徴しているようです。汚れたものを覆い隠しながらも、しばし心が穏やかになるそんな雪がとても好きでした。でも、テレビのニュースで全国で大雪の被害が出ているのを見ると、何事もほどほどが良いのだと思いました。被災地でも、この雪で大変と思います。また、雪のせいで被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。合掌