西寿寺の裏庭の池の側には、モリアオガエルの白い泡状の卵が今年もたくさん青木に垂れ下がっていました。白い泡の中にはモリアオガエルの子供たちがたくさん池に卵が落ちて孵化するのを待っています。親カエルはあんな高いところの枝までどうやって昇って行ったのか?自分の子供たちの命を守るために懸命に登って行ったことでしょう。毎年のことですが、親の愛情の深さをいつも感じます。その白い泡は、やがて黄色から茶色に変色して、そのまま池の中に落ちてオタマジャクシになります。ここ数日間、雨の日が多くて中々見に行けませんでしたが、雨の合間に池を除くと小さなオタマジャクシがたくさん泳いでいました。まだ、木の枝には泡は残っていますが、もう少ししたら全て池に落ちてオタマジャクシになるのでしょう。でも、油断大敵、池の中にはアカハラというオタマジャクシの天敵が待ち構えています。成長してカエルになっても蛇やカラスなどの天敵もいます。どうか少しでもたくさんの子供たちが無事に成長し、来年もまた親カエルとして卵を産んで欲しいと願っています。合掌