延宝8年２月１５日に称譽信念により奉納された「山越の弥陀」の修復が決まりました。京都国立博物館の大原先生と藤岡光影堂さんに絵の具合を見ていただいたところ、とても傷んでいることがはっきりしました。素人の私の目から見ても「かなり色落ちして横に筋がはいっているな」と思えましたので、覚悟はしていました。しかし、この絵は１６８０年から西寿寺の宝物として大切にされてきたもの。このまま朽ち果てさせてはいけないと思いました。やはり、修復をすると決めました。それに藤岡さんのおじい様にあたる方には、かつてあるご縁から大変貴重な絵を一服寄付していただいたということに、不思議なご縁を感じました。きっと素晴らしい修復がなされると思います。合掌